それは痛々しく僕を愛す
きみに愛され、きみを拒んだ僕は
きみをかき分けて彼女を愛そうとした
敏感すぎる感覚ではきみを受け入れることはできない
内臓が犯されているような不快さ。
吐きだしても彼女は僕を愛してくれたから、安心して拒める。
きみはいらない。
彼女が発したのも「きみ」の型だった
きみは平等に人間を愛しているんだ。
吐きだした汚物には君の欠片も、彼女の欠片も、たくさんまじっていた。
彼女の発するテンプレート、きみがつくったもの、
僕の発する言葉も、そうだ。
がんがんと頭を犯す。
なんでこんなに音が言葉がきみが彼女が痛いんだ。