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白い糸

日記の代わりに詩や、短い小説を。

雨の日のこと(小説)

空はあいにくの曇り空で、そのうち雨が降ってきそうだった。雨のにおいが漂う。今日の天気予報は雨だったっけか。…どちらにせよ外に出てしまったのだからもう少しこの空間に浸っていよう。 「みんななんだかんだ言って普通だよね」 「そうだねぇ」 マンショ…

きみ

それは痛々しく僕を愛す きみに愛され、きみを拒んだ僕は きみをかき分けて彼女を愛そうとした 敏感すぎる感覚ではきみを受け入れることはできない 内臓が犯されているような不快さ。 吐きだしても彼女は僕を愛してくれたから、安心して拒める。 きみはいら…

立夏(未雨)

立夏春と夏の境目に落ちた。誰も知らなくて、誰も助けてくれない。痛みをかみしめながら、私は立ち上がった。歩いた先には壮大なゴミ捨て場が点在している。春や夏のゴミを捨ててるんだろう。人々の行動に珍しく私は環境問題について考える。生ゴミのような…

あなたへの手紙(空)

僕は、あなたの名前を覚えていない。あなたは、すぐ人を殺める。それはもう楽しそうに、記録を綴りながら。無邪気な笑顔で「本当に生き甲斐なんだ」と笑う。同時に、あなたはたくさんの孤児の育て親でもある。僕らは育つことができなかった。あなたは簡単に…